会社のある南森町界隈は大阪天満宮を筆頭に非常に歴史のある街で、歴史を感じるものにしばしばめぐり合うことがあります。
町名に「与力町」「同心」と並ぶ箇所があり、その同心で「緒方洪庵墓所」という石碑を見つけました。
「大阪市の備中足守藩邸に育ち蘭医中天游らに学んだのち北浜に敵塾を開き多くの逸材を出した。後年幕府に免され文久三年(1863)江戸で没した。本寺に遺髪墓がある。」
以前にも見かけたときがあるので「こんなところに」と思っていたが「遺髪墓」でした…
緒方洪庵といえば北浜にある敵塾を開き、多くの功績を挙げた人材を輩出した偉人です。
この竜海寺というお寺にはその中の一人、大村益次郎の足塚も並んでいるらしい。益次郎の遺言により、切断した片方の足を埋葬されたということです。
私たちが日常生活の中で歩く道を、かつては歴史上の偉人たちも歩いていたのだとイメージを重ねながら歩いてみれば、いつもと違った景色が見えてくる気がします。